【ブログ】ある日突然訴えられた

2015-06-24

神田の弁護士が自由奔放につぶやくブログ

~ゲーム,アニメ,ラーメンが好きな弁護士が何でもいいから気ままに語る~

 みなさん,こんにちは。弁護士の清水です。

 今日は,訴えれられた場合の訴訟対応ついて述べたいと思います。

裁判というのは,基本的に誰でも,いつでも提起することができます。これは,憲法で裁判を受ける権利が保障されているからで,普通の司法が確立されている国ならあたり前の話です。

 ただ,裁判を起こす側ならば,自分の計算で,タイミングを見計らって訴訟提起できますが,起こされる側からすると,ある日突然という話になるため,結構びっくりしてしまいます。

 突然,訴状が届けば,さすがに法律事務所に行って,弁護士に頼むとは思いますが,できればそうなる前に対処しておきたいし,やむなく訴えられても,何らかの備えはしておきたいところですよね。

 訴えられた場合の対処法について述べる前に,訴える側の心理を考察するのが効果的です。

 裁判に打って出るといっても,訴訟費用はかかるし,勝てるかどうかもわからない。相手方が欠席すればいいけど,紛争によっては解決に時間がかかり,一審だけで1年費やすのもざらです。しかも三審制の下,上訴されればさらに審理は続くのみならず,場合によっては,訴訟の後に執行の手続も必要になるので,実際に救済されるのはもっと遅れます。

 そこで,訴訟は常に選択肢ですが,弁護士としては多少依頼者を説得して,譲歩してでも訴訟外で解決したいのが本音です。

 それゆえ,受任した場合の手順としては,内容証明郵便などで通知し,電話やFAXのやり取りを通じて交渉したうえで,合意書などを作成し解決するのがベターで,相手方の反応を見てから,訴訟提起するのが通常です。

 すなわち,訴える側も,何か気に食わないことがあれば,即刻裁判というわけではなく,その前に裁判を起こす前兆があるということです。

 内容証明郵便など通知書に,法的措置を検討すると記載があれば当然ですし,それが弁護士名義ならば裁判になる可能性は極めて高いといえます。 

 口頭のやり取りでも,相手方の態度や経済状況,事案の性質から,明日にでも訴えてきそうな話もあります。

 このような場合に,最もダメなのは,無視することでしょう。話にならないとか埒が明かないとか投げやりな姿勢は,明らかに訴訟リスクを高めます。

 相手の主張がどれだけ理不尽に感じていても,裁判に巻き込まれたくないなら円満な解決を望む姿勢を示した上で,誠実に対応することです。そして,弁護士に相談したり,インターネットなどを通じて,できるだけ必要な情報は仕入れておいた方がいいでしょう。会話を録音したり,関係証拠を収集,保全してくことはより有意義といえます。

 それでも,訴えられたら,弁護士に相談したほうがいいでしょうね。相手方に弁護士がつかない本人訴訟であっても,応訴は弁護士を立てた方がいいです。訴える側は,素人であっても,それなりの算段と準備をして訴訟提起しますので,相手も弁護士いないから,自分も弁護士立てないでいいとは考えないことです。

 本人訴訟でも,事前に,弁護士の助言を受けていたり,訴状の文章を見れば,明らかに弁護士が作成していると思われるのもありますので,注意は必要です。

 なお,訴えられてしまったら,弁護士に委任するのが一番早いですが,第一回目の期日は簡単に答弁して,二回目以降反論するということができます。必ずしも一回目の裁判までにすべて準備しなければならないわけではないので,冷静に対処しましょう。

 

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