【ブログ】典型契約③

2019-02-20

こんにちは。東京都千代田区神田にある法律事務所,アトラス総合法律事務所の佐々木です。
 前回は,民法の典型契約のうち,贈与(民法549条)の事例を紹介しました。今日は,みなさんにとっても日々の生活の中で関わりの深い,売買契約(民法555条)をみていきます。

 まず,条文をみてみますと,「当事者の一方がある財産権を相手方に移転することを約し,相手方がこれに対してその代金を支払うことを約すること」で売買契約が成立します。贈与の場合もそうなのですが,これ売ります,これ買います,という意思の合致のみで契約が成立します。しかし何か違和感ありませんか。というのも,この条文によれば,実際に物を渡すことも,実際にお金を支払うことも契約の成立には必要ではないことになります。

 ラーメン屋の事例でいえば,ラーメン店の店主Xが製麺所Yとの間でYから麺を仕入れる代わりにXがその代金を支払う合意をした,時点で契約が成立します。その後はお互いに,店主XはYに代金を支払うこと,製麺所YはXに麺を納入すること,が契約内容になり,XYは合意した契約内容に拘束されることになります。

 次回以降も私のブログでは,典型契約の各類型を説明していきます。

  

 

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