【ブログ】典型契約⑫

2019-09-04

 こんにちは。東京都千代田区神田にある法律事務所,アトラス総合法律事務所の佐々木です。今日は,民法の典型契約のうち,組合について書いていきたいと思います。

 みなさんは,「組合」というと何を想像しますか。管理組合とか,労働組合とかは何か聞いたことありますね。
 民法の条文をみると,667条1項は,「各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって」組合契約の効力が生じる,とあります。あ,ちなみに今さらなんですが,条文の中身を紹介するときの「」の意味は,「」内の文字は条文に書いてある文言そのまま抜き出しています,という意味です。
 組合も当事者それぞれの契約によって成立するので,他の典型契約と共通する部分はありますが,他方で他の典型契約と違い団体的な要素があります。それは,「共同の事業」という1つの目的の為に組合員それぞれが出資をして,○○組合というものが形成されていくような形です。
 
ラーメン屋の事例だと・・・

 XはJ町でラーメン店を営んでいるところ,近隣のJ町ラーメン店の店主らに声を掛け,J町ラーメンフェスを開催してJ町の地域活性化をしようと思った。他のラーメン店の店主らもXの意向に賛同し,Xと各ラーメン店の店主は,J町ラーメンフェス事業を目的として,金銭や労務を出資することを約束した。

 ここではJ町ラーメンフェス組合とでもいうべき組合が,Xと他のJ町ラーメン店主らの組合契約によって発足しており,組合契約で求められる出資は,労務でもOKです(民法667条2項)。

 次回は終身定期金について説明します。
  
  
 

 

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