【ブログ】典型契約⑭

2019-09-17

こんにちは。東京都千代田区神田にある法律事務所,アトラス総合法律事務所の佐々木です。今日は民法が定める典型契約のうち,和解について説明したいと思います。

和解ってよく聞きますよね。家族や友人と,「すれ違いからケンカしたけど,誤解がとけて和解したからもう大丈夫だ。」とか。
そんな日常でもよく聞く「和解」は,法律ではどのように定めているのでしょうか。

民法695条は,「当事者が互いに譲歩をしてその間に存する争いをやめることを約すること」で,和解契約の効力が発生する,と書いてあります。ここでは,「当事者が互いに譲歩」をするということが重要なポイントで,どちらかが一方的に不利益を被る場合には,民法が定める和解ではない,ということになります。
そういう意味では,話し合いの末に話がまとまることを「示談」と言いますが,これはあくまで日常的な用語であり,民法上の和解を含めて広く使用されていることになります。

ラーメン屋の事例では・・・

前回の終身定期金の例で,XとKは終身定期金契約を結んだものの,特に書面等は残さず口頭での合意によるものであった。後になってXの子Kは,「毎月10万円の援助だよね。」と言い出し,Xは「いや15万円だ。」と定期の金額につき,争いが生じた。
Xとしては,契約に関して特に証拠もなく,毎月10万円しかもらえないのはマズイと考え,Kに対し,「もう争いたくないから,今回争いのある契約の金額に関して12万円としないか。これで争いは終わりにしよう。」と提案し,Kは「わかった。そうしよう。」と言った。

契約の金額について争っていたXとKは,Xは15万円から12万円と減らすこと,Kは10万円から12万円に増やすこと,という譲り合いの下で,争いをやめることを合意しており,和解契約が成立しています。

これで,民法の典型契約13種類の説明が終わりました。読んでくださったみなさん,長いことありがとうございました。また別の機会にお会いしましょう。
  
  
   
  

 

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