【ブログ】婚姻から200目出生 其の弐

2015-11-26

 神田の弁護士が自由奔放につぶやくブログ

 ~ゲーム,アニメ,ラーメンが好きな弁護士が何でもいいから気ままに語る~

 皆さん,こんにちは、弁護士の清水です。前回に引き続き,大沢さんと喜多嶋さんの親子関係不存在確認訴訟について,検討してみます。

 

 1 本件の問題の本質

 大沢さんとすれば,子が自分と血縁関係がないことを知っていれば,自分の子として届出することは許容しなかったでしょうが,子が17歳にもなって,何をいまさらと考える人もいるでしょうね。

 親子は血縁がすべてではなく,手塩をかけて愛情をもって育ててきた実績,事実こそが重要なんだとか。突如としてお前は俺の子ではないといわれる子の気持ちも考えれば一理ありますね。

 ただ,子が成長していくにつれて,姿,形が全く自分と違ってきたりすると,父親としても違和感を感じてくるのは当然でしょうし,別の男性の子だと分かった時のショックは大きすぎますね(>_<)

 妻側とすれば,どんな男性と関係をもって子を産もうとも,自分の子だと思えますが,夫側からすると,血のつながりがない子を妻が産んだ子だから自分の子だとは正直思えないですよ。男性的な視点で言えば,いくら妻が産んだ,婚姻後生まれたといっても,他の男性と血縁関係がある子を自分の子だとは認めがたいんですよね。

 そのあたりの男女,夫婦の意識の差が問題の本質にあるんじゃないかと思います。

 

 2 父親はどうなるのか

 大沢さんの訴えが認められるとなると,子の父親は不在になってしまいます。

 でも,どこかに父親はいるわけでしてその男性が認知するしかないですね。任意認知しないなら子から認知請求することも考えられます。 認知は,血のつながりがなければできませんから,本件で言えば喜多嶋さんと関係をもった男性を調べることになるんでしょうかね。

 このあたり確定するのはすごく難しいですし,詮索するのも失礼な気がしますね。 というより,インターネットでは既に本当の父親が実名であげられていますが・・・

 恐ろしいですよね(゚Д゚;)

 

 3 まとめ

 本件では,家庭の安定と真実の探求が相反する講学上もよく言われた問題が,正に現実化したケースで,しかも芸能人のカップルですから,研究者のみならず,多くのマスコミの注目を浴びる結果となっています。

 私見では,法的な親子関係はできるだけ,生物学的な親子関係と一致させるべきで,あとは養子制度の充実で対応すべきと考えていたんですけど,本件のような問題を目の当たりにすると浅はかでしたね。勉強不足でした(*_*)

 いずれにせよ,もっとも,かわいそうなのは子供です。

 法的には,大沢さんには子を養育する義務はなくなるし,相続権もないということになりますね。また,大沢さんや喜多嶋さんはともかく,子のプライバシーには配慮が必要です。

 本当の父親はともかく,子まで実名や顔写真がさらされることになれば,非常に大きな問題ですね(゚Д゚;)

 

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