【ブログ】相続放棄

2016-07-06

 皆様こんにちは。アトラス総合法律事務所の山本です。

 先日,お昼を食べているときに,代表弁護士の新谷朋弘から,「ところで山本さん,相続放棄という制度について,説明できますか?」という質問を受けました。「大学院で勉強しましたよー,もちろんですよー!」と言ったものの,正直,忘れているところもありました。

 そこで,良い機会だと思い,改めて勉強してみました。お付き合いください。

 まず,民法は,相続放棄について,どのような規定を置いているのかの確認です。

 民法938条は,「相続の放棄をしようとする者は,その旨を家庭裁判所に申述しなければならない。」と規定しています。この「相続の放棄」(相続放棄)とは,相続人が,相続そのものを拒否することをいいます。

 そして,相続放棄の申述は,自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内にしなければなりません(民法915条1項)。いわゆる熟慮期間と言われるものです。死亡した時から3か月ではないんですよね。

 この制度の趣旨は,被相続人が多額の債務を抱えていた場合のように,相続が必ずしも相続人にとって利益になるとは限らないことから,相続人に,相続するかしないかの選択権を認めたもの,と説明されています。

 相続放棄をする前提として,被相続人の財産関係を調べることが必要になりますし,「自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内」にしなければならないという比較的短い期間制限があります。

 被相続人に債務が有るのか無いのか,自分は相続放棄できるのか等,ご心配を抱えている方もいらっしゃると思います。お一人で悩まず,是非当事務所にご相談ください。

 次回は,「相続放棄の効力」などについて書いてみたいと思います。

 

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