【ブログ】知的財産法概要2

2018-06-22

東京都千代田区神田にあるアトラス総合法律事務所の管野です。

知的財産権には著作権のほか、産業財産権あるいは工業所有権というものがあることは前回説明させていただきました。

これらの権利が侵害された場合、その相手に対して侵害行為をやめること、損害が生じた場合には損害賠償としてお金を支払ってもらうことなどができます。
もっとも、そういったことを要求する前提として、①こちらが知的財産権を持っていること、②相手がこちらの知的財産権を侵害していることが必要になります。

今回は、著作権をどうやって持つことができるのか説明します。

著作権は原則として、「著作物」という一定の作品を創り上げれば持つことができます。
例として、詩や曲を創れば作詞・作曲をした人が、絵を描けば描いた人が著作権を持つことになります。
他にも、ダンスの振付けという形に残らないものであっても振付けを考えた人が著作権を持つことになります。また、過去には電話番号情報の並べ方を工夫したタウンページについて著作権が認められた例があります。

作品が「著作物」になるのかどうかにとって大切なことは、それまでに同じようなものがあるようなありふれたものでないこと、作品を作る人の個性が発揮されていることと考えられています。
知的財産権は何かを創り上げた人の努力に対する見返りとして認められる権利です。そのため、その人だからこそ創り出せる、いままでにないようなものを表現することで権利が認められるようになります。

次回は、著作権を侵害する行為とは何かについて、説明したいと思います。

 

 

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