【ブログ】知的財産法概要3

2018-07-20

東京都千代田区神田にあるアトラス総合法律事務所の管野です。

前回の「著作物」について著作権を持つことができた場合、その著作物を勝手に利用するな、ということを他人に要求することができます。

具体的には、コピーをしたり、売ったり、貸したり、といった行為をやめろということができます。
よく本の終わりのページあたりに「無断で複製、譲渡、貸与することを禁じます」などと書いてありますが、これは「私の著作物を勝手に利用しないでください」ということを意味することになります。

他にも、音楽の演奏、映画の上映、本の朗読会なども勝手にしないでと要求することができます。

なぜ著作権によってこういうことを要求できるかというと、こういった勝手な利用がされてしまうと、作品を創った人がその努力の報酬として本来得られるもの(例えば金銭)が得られなくなってしまうということが挙げられます。特に職業として作品を創っている人にとっては、勝手な利用を禁止できるようにしなければ生活ができなくなってしまいます。

もうひとつ、前回説明した通り、著作物はその人だから創れるもの、その人の個性が表れているものです。つまり、作品には創った人の「人となり」が表れているという視点が大切です。

そのため、①丸々コピーするのではなく、アレンジを加えることであっても、その人の個性の否定になりかねないため、勝手にすることはできません。
また、②その作品を誰が創ったのかという表示をするかしないか、ということも創った人が決めることになります。
そして、③その作品がまだ世の中に出回っていない場合には、勝手に公開することも許されません。

次回は、特許権を持つ方法について説明します。
 
  

 

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