【ブログ】知的財産法概要4 

2018-07-26

東京都千代田区神田にあるアトラス総合法律事務所の管野です。

特許権は「発明」を創って得られるものです。「著作物」を創って得られる著作権とは違いがあります。

「著作物」は、小説を読んで、音楽を聴いて、絵画を観て、創作者の伝えたいことから何か心を動かされたり、新しい考えを与えられたりするようなものです。

他方、「発明」は、携帯電話、薬、LEDといった身近なものから、専門家の使う機械やプログラムまで、広く生活に必要なものや生活を実際に豊かにするものです。創作者が何を人々に伝えたいかは関係がなく、著作物とは違うものと考えられます。

そして、私たちの社会生活をより便利にするためには、発明をみんなに知ってもらい、より多くの人が作ったり使ったりする方が良いはずです。

しかし、どんなに努力して発明を創っても、何の報酬もなく発明を使われてしまっては、発明のために費やした分の金銭ですら回収できません。そうなると、発明者の多くは発明を創る気をなくしてしまいます。

そこで、発明を世の中に広める代わりに、発明を使う人からは報酬を払ってもらいましょう、というかたちで発明者を保護することにしています。そのために発明者が持つことができる権利が特許権なのです。

ただし、特許権は発明をするだけでは持つことができません。特許庁のOKをもらってはじめて特許権を持つことができます。
具体的には、どのような発明をしたかを文字や図で説明した書類を特許庁に出し、審査してもらい、「これは保護するべき発明だ」と判断されれば、特許登録をすることになります。

次回は、特許権を持つとできることについて説明します。

  
  

 

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