【ブログ】連帯保証と相続

2016-05-16

~東京 千代田区 神田の弁護士新谷朋弘より~

 皆様こんにちは,アトラス総合法律事務所代表弁護士のあらやです。今,世間で注目の話題を取り上げ,ブログでつづりたいと思います。

 親が亡くなった時に,借金があった場合にはその借金も相続の対象となることは前回のブログで触れていたかと思います。では,連帯保証人だった親が亡くなった場合,相続放棄をしなかったら連帯保証債務はどのように扱われるのでしょうか。

 連帯保証債務について簡単に説明すると,主たる債務者が返済しなかったときに,債権者は連帯保証人に支払いを請求することができます。また,連帯保証人が複数いても,それぞれの連帯保証人に債権者は全額請求出来るので,連帯保証人は全額を支払わなければならない立場となります。

 そうすると,連帯保証人が亡くなった時に,複数の相続人が連帯保証債務を相続した場合,それぞれの相続人が連帯保証債務をそれぞれ全額負わなければならないのか,という疑問が生じる人もいるかと思います。

 この点については,法律上は相続分に応じて分割して連帯保証債務が相続される考えをとっています。具体的なケースとしては,相続時に親が3000万円の連帯保証をしており,相続人として子供が3人いる場合では,子供達はそれぞれ1000万円の範囲で連帯保証債務を相続することになります。

 なお,連帯保証債務の負担割合について相続人間で別段の取り決めを行ったとしても(例えば相続人の一人だけ連帯保証債務を負担し,その他相続人は一切負担しない,など),債権者と相続人との関係では,原則として別段の取り決めの効力は及ばないので注意が必要です。

 

 

ページの上部へ戻る

Copyright(c) 2015 アトラス総合法律事務所 All Rights Reserved.