【ブログ】遺産分割協議の時期

2016-07-04

 皆さんこんにちは,アトラス総合法律事務所に勤務する都内某法科大学院修了生の山本です。今回は,山本がブログを書いてみたいと思います。皆様,どうぞよろしくお願いいたします。

 前回までは,代表弁護士新谷朋弘(あらや ともひろ)が遺言書の一般的な説明を行ってきました。今回は,それに関連するテーマとして,「遺産分割協議の時期」について触れてみたいと思います。

 身近な人が亡くなられるということは,人生のなかで衝撃的な出来事の一つだと思います。悲しみにくれながらも,葬儀の手配や親族・ご友人への連絡等,やらなければならないことが沢山あります。そんな中,「遺産分割協議」は,「お金」がからむため,言い出しづらく後回しになっていることが多いのではないでしょうか?あるいは,うやむやになっていることがあるのではないでしょうか?

 では,亡くなられた方(被相続人)を,共同で相続する人(共同相続人)は,被相続人が亡くなってからいつまでであれば,遺産分割協議ができるのか,一定期間が過ぎれば遺産分割協議ができなくなるという時効のような制度があるのか調べてみました。

 この点について,民法907条第1項は,「共同相続人は,次条の規定により被相続人が遺言で禁じた場合を除き,いつでも,その協議で,遺産の分割をすることができる。」と規定しています。つまり,遺産分割協議は,原則として,「いつでも」することができるのです。時効もありません。

 もっとも,遺産たる財産,例えば不動産や預金・貯金は,時間が経過すればするほど,売却されてしまったり,引き出されたりする可能性が大きくなります。そして,それに伴って,法的な問題が複雑化する可能性も大きくなります。

 そこで,身近な人が亡くなられた場合には,亡くなられた被相続人の財産関係の整理も行う必要があるということを意識しましょう。法律的な紛争を未然に防止する観点から,必要なことです。どのようなご相談でもお寄せください。お待ちしております。

 

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