【ブログ】離婚と親権2

2016-07-20

 皆さん,こんにちは。アトラス総合法律事務所の山本です。好きな季節は「夏」です。

 今回は,親権の内容である①身上監護権と②財産管理権の具体的な中身を調べてみたいと思います。

 まずは,①身上監護権から。民法820条は,「親権を行う者は,子の利益のために子の監護及び教育をする権利を有し,義務を負う。」と規定しています。さらに,その具体的な内容として,居所指定権(821条),懲戒権(822条),職業許可権(823条)が挙げられています。

 居所指定権は,親が子を監護教育するために,子がどこに住むかを指定できるというものです。懲戒権は,「子の利益のために」(民法820条)なされる必要があり,必要な範囲を超えれば,虐待となります。職業許可権は,未成年者が職業に就くかどうかは,未成年者の身上にも財産上にも影響が大きいため,親権者の許可が必要とされています。

 次に,②財産管理権です。民法824条本文は,「親権を行う者は,子の財産を管理し,かつ,その財産に関する法律行為についてその子を代表する。」と規定しています。親権者が子の財産を包括的に管理することと,財産に関する法律行為について代理することを内容としています。

 以上が,①身上監護権と②財産管理権の具体的な中身の説明です。よく耳にする「親権」という言葉ですが,民法で詳細に規定されているんですね~。

 次回は,「離婚と親権」の問題について書いてみます。

 

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