本年の11月まで事務職員としてアトラス総合法律事務所に在籍しておりました三浦と申します。
現在は、行政の立場から士業界の広報の仕事をしておりますが、思えば、この仕事を選んだのはアトラス総合法律事務所の代表の新谷先生が掲げている「予防法」に魅力を感じたことがきっかけです。
法律トラブルというのは、いつ誰にでも起こりうるもので、事案によってはトラブルに巻き込まれた時にはすでに手遅れの場合もあります。そこで広報活動を通して人々と士業とが触れ合える機会を増やし、普段から気軽に士業に相談できる環境を造ることが、新谷先生が掲げる「予防法」の実現につながると思い、現職を選びました。
そして、現職ではアトラス総合法律事務所での経験が活きていることが多くありますので、
今回はその一部について記載したいと思います。
まず、弁護士業務といえば裁判の訴状や準備書面などの書面の作成業務が多くを占めます。書面を作成する際、相手方に意思表示が正確に伝わらなかったり、主張の矛盾が起こったりすると依頼者の不利益につながってしまいますので、法律文章では、“伝えたいことを的確に伝えられる、説得的でわかりやすい文章力”が求められます。
アトラス総合法律事務所では、こうした法律文章の作成業務に携われるだけでなく、代表の新谷先生から直々に、主張の組立てや文章構成の方法、状況に応じた的確な言葉の表現など、法律文章を作成する上でのテクニックを基礎から丁寧に指導を受けることができます。
ここで得たスキルは、法曹を目指す人であれば司法試験の論述試験などで役立つのは勿論ですが、個人的には、ビジネス文章を作成する際にも役立つと実感しております。例えば、企画書や提案書を作成する際には、説得的な文章でなければ上司や取引先に納得してもらうことはできないですし、内容が伝わらない文章であれば、たとえ良い提案であったとしても取り合ってすらもらえないこともあります。
法律文書とビジネス文章で求められることは共通する部分も多いので、私自身、アトラス総合法律事務所で培ったものが、現職にも通じていると改めて実感しております。
次に、弁護士というのは一度に膨大な数の事件を抱えていますので、難解な法律問題を限りある時間で、素早く正確にこなす高い処理能力が求められます。事務職員として先生方の仕事ぶりを間近で見ていると、仕事の処理スピード、質のどれをとっても神業のようなものです。しかし、そこには、スケジュールの管理や時間配分、記録の取り方の一つにしても神業を可能にする仕事のテクニックが存在しているのです。こうした先生方の仕事術を目の前で吸収できる環境も魅力だと思いますし、私自身、アトラス総合法律事務所に入所する前後では、仕事の処理能力がまるで変わったと自負しております。そしてここで培った仕事術は、ビジネスの場にも応用できることばかりだと実感しております。
ここではその中身までをお話することはできませんので、ご縁があれば、ぜひアトラス総合法律所で働き、ご自身で体験してみてください。
アトラス総合法律事務所での経験が、どんな形であれ、将来の自分の財産となることは間違いありません。
三浦 翔